お茶レビュー

【ノンカフェイン】移りゆく色を楽しむお茶。ティーブティック「マロ―ブルー」をレビュー!

筆者。

DecaFika(ディカフィーカ)をご覧いただきありがとうございます。

綺麗な物を見てリラックスしたい。

そう思うことは無いでしょうか?

そんなあなたにおすすめしたいのが

移りゆく色を楽しむことができる。そんなハーブティー。

今回は、ティーブティック「マロ―ブルー」をご紹介します。

「マローブルー」とは?

マロ―ブルーの花弁

「マロ―ブルー」はハーブティーの一種です。

夜明けの空を思わせる美しさを連想させることから

「夜明けのハーブ」

とも呼ばれるようです。

抽出後の水色は透明感のある青。そこにレモンや乳酸菌飲料など酸性の物を加えると明るい色へと変わっていきます。

夜明けの所以はこの特性にあるのかもしれませんね。

また、別名「ウスベニアオイ(薄紅葵)」と呼ばれる植物で、ピンク色で赤紫の縞模様が入った花を咲かせます。

「薄紅葵」

これも綺麗な名前です。

ヨーロッパが原産地の植物で背丈は2メートル程まで育ちます。

咲いた花を摘み取り、乾燥させることで製品となります。

ピンクの花びらは乾燥によって深い青色へと変化します。製造過程でも色が変わっているのはなんだか面白いですね。

含まれる栄養素や使用法について

マロ―ブルーの青い色素は「アントシアニン」という成分由来の物です。

「アントシアニン」はブルーベリーに含まれることで有名なポリフェノールの1種ですね。

また、マローブルーは粘液を豊富に含むハーブとして知られており、根っこの部分は粘液質を豊富に含んでいることから、風による喉のはれや痛み、胃炎などの粘膜保護に用いられています。

神経を穏やかにする働きがあるとされており、咳や気管支炎などの呼吸器系の症状に働きかけると言われています。

他の部位では、花にアントシアニン、葉にはタンニンが含まれています。


そのほか粘液の豊富なウスベニアオイは、湿布剤やローション剤、パック剤として外傷や皮膚炎に用いられています。

さらに、タンニンを豊富に含む葉は消炎のために湿布薬として使用されることもあります。

※詳しくはわかさ生活が管理を行っているサイト「わかさの秘密」にて詳細を見ることが可能です。

ティーブティック「マロ―ブルー」について

TeaBoutique マローブルー商品パッケージ

ティーブティック「マロ―ブルー」はハーブティーの一つ。ノンカフェインで楽しむことができます。

内容量は10g。1杯当たり1gを使用するため、10杯分です。

「色を楽しむハーブ」と書かれているように、お湯を注ぐと青紫から明るい色へと変化していくハーブのようです。

パッケージ裏面を見てみましょう。

ティーブティック マローブルー 商品パッケージ裏

裏面には「美味しいお茶の入れ方」と「おすすめのハーブブレンド」について記載されています。

1gのハーブに対し150~200㎖のお湯を注ぎ3~5分間抽出を行います。

アイスで楽しむ場合は半量のお湯で抽出し氷のいっぱい入ったグラスに注ぐとのこと。

おすすめのブレンドは「マロ―ブルー」「ローズレッド」「レモンバーム」を1:1:2の割合。

他にもカモミールとのブレンドも良いかもしれません。

お茶を淹れてみます。

マローブルーの茶葉

今回は、ブレンドは行わず、マロ―ブルー単体でお茶を淹れてみたいと思います。

また、今回は色の変化を楽しむために、レモンと共に合わせます。

レモンを輪切りにして、、、と

レモンを切っている最中は柑橘系の爽やかな香りに包まれます。準備も含めて良い時間ですね。

余ったレモンはハチミツ漬けにしよう。。。

マローブルーに加えるレモン

今回は200㎖のお湯で3分ほど抽出してみたいと思います。

と、ハーブティーを入れてみました。

ここでマロ―ブルーの青色を楽しみたい方は注意が必要です。

なぜなら、お湯を入れてから綺麗な青を保っている時間は非常に短いため。

綺麗な青を楽しみたい場合は10~20秒くらい抽出後、カップに移してしまうのが良さそうです。

製品には花びらだけでなく、ガクや葉が含まれています。

10~20秒で花びらの色が抽出された後、時間差でガクや葉の色が抽出されてしまうことが綺麗な色が保たれない原因かもしれません。

今回は写真に収めるため、20秒で抽出を中止します。

マロ―ブルー抽出後

短い時間で抽出を終えると、↑のようなきれいな青い水色を楽しむことができます。

抽出を終えた後も徐々に色合いが変わって行きました。

青からエメラルドグリーンへ色の変化が見られ、見ていて面白いです。

10~20秒でお湯を引き上げずにそのまま抽出を続けていても色合いの変化はポットから楽しむことが可能です。

抽出を続けていると、明るい青から徐々に暗い青へと変化し、最終的にはグレーのような色合いへと変化します。

抽出が終わった後、先ほど用意していた輪切りのレモンを加えてみます。

マローブルーレモンを加えた後色の変化あり

レモンを入れると一転明るいオレンジ色へと変化しました。

冒頭でマロ―ブルーは「夜明けのハーブ」と呼ばれていることを述べましたが、まさにその通りですね。

まるで、カップの中に夜明けが来たようです。

暗い気持ちが晴れやかになったような、そんな変化。

見ているこちらの気持ちも明るくなりそうです。

それでは、お茶を飲んでみたいと思います。

ゴクリ・・・

これまで紹介してきたお茶の中で最も繊細な香りと味です。

香りは、かぎ覚えのある香ばしい感じ。それと少し花っぽい香り。

しかし、その香りの主張は非常に弱い。

また、味に関しても特徴的な点は無いように感じます。

今回、レモンを加えましたが成功のようです。私はレモンを入れた方が好み。

余力があればハチミツや他のハーブティーとの調合を考えてみても良いと思います。

こんなに綺麗なハーブティーには見た目も美しいお菓子が欲しくなります。

これに当てはまるものが1つ思い当たります。

そのお菓子は「佐藤屋」の和菓子「ソラノムコウ」。

この和菓子は「羊羹」なのですが、味に加えて見た目も非常に美しく、今回紹介した「夜明けのハーブ」と非常にピッタリな組み合わせです。

評価について

TeaBoutiqueマローブルー商品パッケージ

それでは評価に移ります。

今回、「リラックス」「香りの強さ」「持ち運び」「価格」の4項目で各5段階評価を行いました。

各項目の下には評価理由を書かせていただきました。

○リラックス  4.5
・からだにやさしいハーブティー。お湯を注いでからの色の移ろいは見ているだけで癒されます。

○香りの強さ  1.0
・非常に優しい香りで繊細。他のハーブやレモン、ハチミツと合わせれば○

○持ち運び   1.0
・持ち運びには適していません。自宅でゆっくりと楽しみたいときに活躍するお茶です。

○価格     2.0
・1パック513円10g。10杯分。1杯辺り51.3円。やや高めではありますが、価格相応の楽しみを得ることが可能です。

いかがでしたでしょうか?今回は夜明けのハーブ「マローブルー」について紹介しました。

綺麗な物を見て癒されたい。そんなあなたの希望にこたえてくれるお茶です。

※簡単に楽しめるティーバッグもおすすめです。

筆者。

次回もお楽しみに。

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