デカフェ情報

デカフェの紅茶は物足りない?香り・味に違いはあるの?同メーカー商品で検証。

筆者。

DecaFika(ディカフィーカ)をご覧いただきありがとうございます。

カフェインの入った「普通の紅茶」とカフェインを抜いた「デカフェの紅茶」。

両者の香りや味の違いについて気になったことは無いでしょうか?

今回は、同メーカーの「アールグレイ」を用いて普通の紅茶(カフェインあり)とデカフェの紅茶(カフェインを取り除いたもの)それぞれ味を比べてみたいと思います。

用いる紅茶について

紅茶の画像

今回、普通の紅茶(カフェインあり)とデカフェの紅茶(カフェインを取り除いたもの)2つの味の違いについて検証を行いますが、

味を比べる前に用いる紅茶とメーカーについて紹介します。

今回の検証では「AHMAD TEA」が販売する

「アールグレイ」

「デカフェアールグレイ」

※デカフェアールグレイは「超臨界二酸化炭素抽出法」を利用し、カフェインを0.00g以下の水準までカットされている商品となっております。

こちらの2商品で味を比べてみたいと思います。

英国紅茶ブランド「AHMAD TEA」について

アーマッド公式ホームページの画像
アーマッドティーオンラインショップより

「今日を彩る、取っておきの一杯を。」

非常に素敵なフレーズから始まる「AHMAD TEAについて」というページには、ブランドについての概要が記載されています。

「アーマッドティー」のブランド起源は、イギリスで誕生したティーサロン「アーマッド」から始まりました。

この「アーマッド」が掲げた思いは、「誰がいつでも、美味しい紅茶を、もっと気軽に楽しめるようになれば」というもの。

思いは現在にまで引き継がれ、製品の「高品質で良心価格」へと反映されています。

「アーマッドティー」自体の始まりは1986年に立ち上げられた小さなティーショップ。

「お店の紅茶を家でも飲みたい」という要望に応えるべく、缶入りのアーマッドティーの販売から始まり、今では80ヵ国以上に愛されるブランドへと急成長。

2021年には35周年を迎えるブランドとなっています。

味・香りを比べてみます

それでは、同じ条件で紅茶を淹れ、味・香りの違いを確かめて行きます。

今回、紅茶を淹れるための条件は以下の通りです。

・350mlの沸騰したお湯を使用

・3分間抽出

それでは行ってみましょう!

まず、ティーバッグのパッケージを開けてみます。

どちらも、開けると同時にアールグレイ特有の香りがします。

しかし、こうして漂ってくる香りを比べてみると、若干異なることがわかります。

まず、カフェインを含んだ「アールグレイ」からはしっかりとしたベルガモットの香りがします。

対して、「デカフェアールグレイ」から感じられるベルガモットの香りは弱く感じます。

この時点で違いが出ることに少し驚きました。

アールグレイの柑橘系の香りは後々添加されるものであり、香りに違いは出ないと思っていましたが、、、

さて、味に違いは出るのでしょうか?

それぞれ抽出して行きます。

紅茶の抽出

抽出し終えてカップに移したものがこちら。

※左が「アールグレイ」 右が「デカフェアールグレイ」

※なるべく同じ条件で写真を撮ったものの、光の当たり具合によって若干色に違いが出てしまっている可能性があります。

水色は?

水色はどうでしょうか?

個人的には「アールグレイ」の方が「デカフェアールグレイ」に比べて色が出やすかった印象があります。

「アールグレイ」の方がより深い色の水色となりました。

対して「デカフェアールグレイ」はすっきとした印象が水色から感じられます。

しかし、水色に関してはごくわずかな違いであり、比べる意識がないと見分けるのは非常に難しいと考えられます。

香り・味は?

さて、抽出後の香り・味はどうでしょうか?

まずは香りです。

「アールグレイ」と「デカフェアールグレイ」のティーバッグですが封を切った瞬間から香りの違いを感じ取ることができました。

抽出後はどうでしょうか?

正直に申し上げると抽出後の香りに関しては開封直後に比べあまり違いが無いように感じられました。

しかし、ベルガモットの香りを感じられるのはカフェインを含んだ「アールグレイ」です。

味もみて行きましょう。

ゴクリ・・・

第一印象は特に違いを感じませんでした。

が、後に感じる「渋み」が「デカフェアールグレイ」の方が少ないと感じられました。

口に入れたときにタンニン特有の「口の中がキシキシするような感覚」

これが、カフェインを含む「アールグレイ」よりも少ない。そう感じました。

香り・味両方に言えますが、恐らくカフェインを抜く工程で、紅茶に含まれる水溶性の栄養素が抜けているのかもしれませんね。

また、飲んでみると、香りの違いはしっかりとわかります。

飲んだ後の鼻に抜けて行く「紅茶とベルガモットの香り」これがしっかりしているのは「アールグレイ」の方、対照的に「デカフェアールグレイ」は全体的にすっきりとした味になっています。

まとめ

今回、同メーカーのカフェインを含む「アールグレイ」とカフェインを抜いた「デカフェアールグレイ」について水色・香り・味を比べてみました。

それぞれ違いをまとめるとこのような形です。

水色香り
アールグレイデカフェに比べ若干濃いしっかりとした香り渋みがしっかりある
デカフェアールグレイ色が出にくい印象軽い香りすっきりとした印象

普段、中々同じメーカーの物を比較することはありませんが、今回の検証でデカフェ飲料の味・香りの違いを身をもって感じることができました。

このブログを運営していて言うのは何ですが、現状「紅茶」として美味しく感じるのはカフェインを含んだ「アールグレイ」かなぁ・・・

しかし、デカフェ紅茶の利点はカフェインをそこまで気にせずに飲むことが可能という点です。

就寝前に紅茶を楽しむこともできますし、500㎖の水筒に入れてたくさん飲むこともできます。カフェインが少ない分、利尿作用も覚醒作用も通常の商品より弱い。

カフェインを受け付けない且つ紅茶を飲みたい方にとってこれ以上素晴らしい飲み物はないと思います。

自身の体調・状況に応じて使い分けることが大切であると思うと同時に、今後のデカフェ飲料の成長を楽しみにしています。

そして、ブログ「DecaFika」もその成長を見守ることができれば、それは素敵なことです。

今回は以上になります。

筆者。

次回もお楽しみに。

※デカフェアールグレイについて個別にレビュー記事も書いております。よろしければそちらもご覧ください。

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