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手軽にカフェイン減!水出し(コールドブリュー)緑茶の作り方と味わいについて解説

筆者。

DecaFika(ディカフィーカ)をご覧いただきありがとうございます。

皆さんは、カフェイン少なめで緑茶を飲む方法をご存じでしょうか?

実は、抽出方法を一工夫するだけで、普段の緑茶をカフェイン少なめで楽しむことができちゃいます!

その工夫は・・・

「水で抽出を行うこと」

たったこれだけです。

今回は、水出し緑茶の抽出方法やその特徴、実際の味について記事を書いてみました。

水出し緑茶どうやって作るの?

水出し緑茶

冒頭で述べたように、水出し緑茶の作り方を一言で表せば

「緑茶をお湯ではなく冷水で抽出する」

というものです。

それでは、早速作り方について見て行きましょう。

作り方は以下の4ステップです!

① お好みの量(10~20g)茶葉を投入する(水1リットルの場合)

緑茶の茶葉

② 水を注ぐ(水は日本茶に合う軟水が望ましい)

水出し緑茶抽出中

③ 冷蔵庫で1時間~8時間程お好みの濃さまでじっくり抽出・・・

冷蔵庫で寝かせる
※リモコンを寝かせても美味しくはなりません。

④ 完成!(飲む前に茶葉を軽くかき混ぜると味が均一に。)

水出し緑茶完成!

↑画像の抽出時間は2時間ほど

なんと、これだけでカフェインの抽出を抑えることが可能です!

結構手軽ですよね。

次に、水出し緑茶の特徴を見て行きます。

カフェインはどのくらい減るの?味の特徴は?そんな疑問を解決していきましょう。

水出し緑茶の特徴

水出し緑茶の特徴は大きく3点。

① カフェインが少ない

② 渋み・苦みが少ない

③ うまみを感じやすい

それぞれの特徴について詳しく見て行きましょう。

カフェインが少ない

水出し緑茶の最も大きな特徴は

「お湯で抽出するよりもカフェインが少ない」

という点です。

具体的にどのくらい少なくなるのでしょうか?

この疑問に答えてくれるサイトを探した結果。農研機構「なるほど・ザ・水出し緑茶 ! (詳しい解説)」というページに行きつきました。

どうやら「水出し緑茶」の場合、冷蔵庫の室温を10℃にして抽出すると80℃の熱湯で抽出した場合よりも約半分のカフェインで済むようです。

なぜこのような現象が起きるのかというと、カフェインの特徴として「高温になるほど多量に溶け出す」という性質があるためです。

「水出し」では「低温」というカフェインが溶け出しにくい環境での抽出となり、結果カフェイン量が少なくなるのですね。

渋み・苦みが少ない

2つ目の特徴は「渋みが少ない」という点。

お茶と言えば特有の渋みを連想される方も多いのではないでしょうか?

しかし、水出しでお茶を抽出を行えば「渋み」「苦み」といった要素も少なくすることが可能なのです。

そもそも、緑茶の渋みや苦みの主成分はカテキンの一種である「EGCG」という成分なのですが、この成分に関してもカフェインと同じように高温で溶け出しやすい特徴を持っているため、低温で入れることにより抽出量を下げることができます。

「EGCG」という成分に関しても水(冷蔵庫の室温10℃の環境下)で抽出を行うことで熱湯に比べ20%の抽出で抑えることが可能です。

うまみを感じやすい

3つ目の特徴は「うまみを感じやすい」という点。

緑茶に「うまみ」なんてあるの?

そう思われる方もいらっしゃると思います。

あるんです。「うまみ」。

実際には「テアニン」という成分ですが、この成分は上記で述べた「カフェイン」や「EGCG」よりも低温下で抽出可能な成分なのです。

熱湯でお茶を抽出した場合、渋みや苦みに隠れてしまいがちなものですが、

「水出し」を行うことで渋みや苦みが減り、相対的にうまみを感じやすくなります。

「甘み」や「だしの味」と表現されることもあります。

また、「テアニン」には「ストレスを軽減させる効果」があります。

しかし、カフェインやEGCGの割合が多いと効果が弱められてしまうようです。

水出し緑茶にすることでカフェインとEGCGを減らしながら「テアニン」を抽出できるため、非常に合理的な訳ですね。

水出し緑茶は一体どんな味?

緑茶抽出の様子

さて・・・用意もできましたので、実際にお茶を淹れたいと思います。

皆さんもお好みの茶葉を使ってみてください。

今回は丹野園「紅花茶」を使って水出しを行います。

丹野園アサツユ紅花茶の商品パッケージ

アサツユに紅花がブレンドされたこのお茶。

紅花はビタミンEやリノール酸が豊富に含まれており、抗酸化作用に優れています。

お茶を淹れていると見える紅花の赤は美しく、気分を明るくさせてくれます。

緑茶の茶葉

10gの茶葉を取り出し700㎖の冷水を注ぎ冷蔵庫へ・・・じっくりと抽出。

ちなみに、左の画像が抽出2時間。右の画像が抽出8時間のものになります。

比較画像

お好みの濃さを探してみるのも良いですね。

味はどうでしょうか?

ゴクリ・・・

第一印象として感じたのは「渋みの少なさ」です。

熱湯で出した時よりも圧倒的に少ない渋み。

そして、味わっているとトロっとした甘みを感じられます。

うん、まろやかで美味しいです。

ちなみに私の好みは抽出2時間。

お茶の香りも楽しめつつ且つ渋みも少ない。

緑茶の爽やかな香りが楽しめます。

水出し緑茶におすすめの茶葉は?

新茶の画像

水出し専用の茶葉があれば使ってみたいと思いませんか?

普通の緑茶でも楽しむことができますが、専用の茶葉を使うことでより早く抽出が可能となります。

水でも抽出されやすいように茶葉が細かくなっているのが特徴です。

☝の商品は、ティーバッグ型となっており、ペットボトルや水筒での持ち運びがしやすいです。

茶葉を量る必要もなく、ポンといれるだけで美味しいお茶が楽しめます。

お昼の休憩時にいかがでしょう。

また、国内産のオーガニック茶葉を使用しているため身体にも優しく、安心して飲むことができます。

おすすめ!水出し緑茶のアイテムについて

「ティーバッグではなく、今家にある茶葉で水出し緑茶を楽しみたい」

そう思われる方におすすめのアイテムを2点ご紹介します。

使い捨てのティーバッグ

まずは使い捨てのティーバッグです。

味に支障が出ないもの・破れやすくないもの・お茶を抽出しやすいもの・漂白等を行っていないもの

この条件に当てはまれば問題はないと思います。

ティーバッグをお勧めする理由としては以下の2点。

・持ち運びが容易になる

・洗いものが楽になる

ティーバッグを用いれば、茶葉を入れたまま持ち運びが可能になります。

抽出しながら持ち運べば時短にもなりますね。

また、容器に付いた茶葉を洗うのは面倒だと感じる方もティーバッグを使えば、手間を省くことが可能です。

水出し専用茶ボトル(ハリオ)

「HARIO(ハリオ)」というメーカーは聞いたことがあるのではないでしょうか?

100年以上の歴史を持つ耐熱ガラスメーカーで、主にティータイムに用いるアイテムを販売しています。

そんな「HARIO」ですが、おしゃれなボトルも販売しているようです。

特にこの製品はフィルターが中に内蔵されているため、茶葉のままでも入れることが可能です(もちろんティーバッグでも)。

ボトル型の注ぎやすさ、ガラスであるため匂いが付きにくく衛生的。

すっきりとしたデザインが魅力的です。

まとめ(より少ないカフェインで楽しむために・・・)

水出し緑茶

さて、いかがだったでしょうか?

今回は、緑茶をカフェイン少なめで飲む方法についてご紹介しました。

自分好みの抽出時間を研究して、より充実したティータイムを楽しんでみてくださいね!

そして最後に、もっとカフェインを少なくしたいという方におすすめの方法をご紹介します。

それは「氷水」での抽出です。

0℃に近い温度で抽出することにより、熱湯よりもカフェインを80%も少なく入れることができます。

是非、試してみてくださいね。

筆者。

次回もお楽しみに。

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