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皆さんは「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」それぞれ違いがあると思いますか?
「カフェインが入っていないもの」として意味を混同して使っている場合もあると思いますが、お店に売られている紅茶やハーブティーを見るとなぜか使い分けられているものを見かけるかと思います。
このような疑問を解決するために、今回は「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」 の違いについてそれぞれ確認してみます。
「ノンカフェイン」とは?
ノンカフェインとは、non+caffeineを合わせた言葉であり、その名の通り「カフェインを含んでいないもの・0に近いもの」を指します。
カフェインを完全に断ちたい場合はノンカフェインの飲料を意識的に選ぶ必要があります。
「ノンカフェイン」の言葉が使われるお茶、例を挙げるとこんなものがあります。
そもそも、ノンカフェイン飲料に多いのは原材料自体にカフェインが含まれていないもののよう。
確認したところ、元々カフェインを含んでいる「緑茶」「紅茶」「コーヒー」はノンカフェインという表記はされていないようです(見逃しあれば申し訳ありません)。
「ノンカフェイン紅茶・ノンカフェインコーヒー」という言葉が使われている商品は目にしませんよね。大抵「カフェインレス」「デカフェ」どちらかの言葉が使われています。
また、日本コカ・コーラ株式会社の
『食品の表示に「ポリフェノールたっぷり」の基準はない?栄養表示基準に定められていない成分の表示』
によると、カフェインは食品表示基準に定められていない成分となっていることが分かります。しかし、科学的根拠に基づいて、任意で成分表示をすることが可能のようです。
栄養表示基準に定められていないため、「〇〇たっぷり」「〇〇入り」「〇〇ゼロ」と強調表示をするための基準がなく、強調表示をすることはできないとあるようです。
また、「ノンカロリー・カロリー0」の表記があったとしても、若干のカロリーが含まれている飲料があると思いますが、「ノンカフェイン」も同様のケースがあると言えます。
そのため、完全にカフェインを避けたい場合は、栄養表示や商品ページ、必要であれば問い合わせを行う等、カフェインが含まれていないか確認するべきでしょう。
本ブログでも「デカフェの紅茶」以外に「ノンカフェインのお茶」に関する記事も取り扱いますので、お楽しみに。
「カフェインレス」「デカフェ」は同義として扱われている
どうやら「カフェインレス」「デカフェ」は同義として扱われているようです。
「カフェインレス」はcaffeine+lessを合わせた言葉であり、「カフェインをほとんど取り除いてあるもの」を指す言葉。
「デカフェ(decaf)」はdecaffeinatedの略称で、カフェインを取り除いてあること。また、そのようなコーヒーや紅茶を指すようで、元はフランス語から来ているようです。
元々カフェインを含んでいる物に対し、カフェインを取り除いた場合に「カフェインレス・デカフェ」が用いられるようです。
「カフェインレス・デカフェ」の言葉が使われるお茶、例を挙げるとこんなものがあります。
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
・ほうじ茶
「カフェインレスコーヒー」の場合は、全国公正取引協議会連合会の「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則」にて定義が決まっており、カフェインを90パーセント以上除去したコーヒーであると記載があります。
しかし、今回調べたところ、コーヒーに関しての記載はありましたが、紅茶や緑茶の「カフェインレス・デカフェ」に関する規定は見つかりませんでした。
Wikipediaの「デカフェ」に関する記述の中には
「ヨーロッパの場合、デカフェには一定の規格が設けられており、カフェイン含量がコーヒー豆中の0.2%以下(インスタント・コーヒーでは0.3%以下)であるもの以外はデカフェという名称を使うことはできない。日本国内にも欧米由来のものが輸入されているがその需要は少なく、またカフェイン含量の規定も存在しない。」
という記載がありますが、これに関しても同じくコーヒーのみで、紅茶・緑茶に関する「カフェインレス・デカフェ」の規定は見られませんでした。
「DecaFika」では、明確な規定はないものの、カフェインを取り除いてある「デカフェ・カフェインレスの紅茶」を主に扱います。
まとめ
今回は、「ノンカフェイン」「カフェインレス」「デカフェ」に違いはあるのかと言う部分について確認しました。
「ノンカフェイン」はカフェインを含んでいない物・0に近いものを指しており、元々原材料にカフェインを含んでいないものに対して使われる言葉。ノンカフェインコーヒーやノンカフェイン紅茶と言った使われ方は見られない。
「カフェインレス」と「デカフェ」は同義として扱われており、元々カフェインを含んでいる物から何らかの方法でカフェインを取り除いたものに対して使われる言葉。コーヒーの場合は「カフェインを90パーセント以上除去したもの」という規定はあるが、紅茶や緑茶に対しては明確な定義はない。
以上のような違いが存在するようです。
本ブログ「DecaFika」では、今後も「カフェインレス・デカフェの紅茶」を中心に「ノンカフェインのお茶」等も紹介していく予定です。
今回は以上です。次回もお楽しみに。