DecaFika(ディカフィーカ)をご覧いただきありがとうございます。
これから、肌寒い季節がやってきますね。
筆者は手先や足先が冷えやすい体質のため、これからどう乗り切るか考えなくてはいけません。
体を温めたいときに手軽に飲めるお茶がないかなと探している時に見つけたのが
「紅花茶」です。
今回は、そんな紅花茶の「味わい」や「効能」について色々と調べてみましたので、皆さんに共有できたらと思います。
紅花茶とは?
そもそも、紅花茶(べにばな茶)とはどういったものなのでしょうか?
気になりますよね。
紅花茶は文字どおり「紅花(べにばな・こうか)」を原料にそれらを乾燥させて作られるお茶です。
カフェインは含まれていないノンカフェインのお茶です。
紅花は黄色から赤になる花を咲かせるキク科サフラワーの花の一種で、江戸時代から染物や口紅、食用油などに使われてきました。
原産は「エチオピア」や「エジプト」と言われています。
日本の生産地として有名なのは「山形」「千葉」「埼玉」辺り。
植物由来の紅花だからこそ表現できる朱の色合いは江戸時代の富裕層に好まれていたようです(生花の重量の0.3%しか抽出できず当時非常に高価だった)。
また、乾燥させた紅花は生薬として用いられ、養命酒などにも含まれています。
紅花の効能と含まれる栄養素
先ほど、生薬として使われていると記述した通り、紅花には何らかの効能が期待されます。
ここでは紅花の効能と含まれる栄養素について少し解説します。
紅花を生薬として用いる際は摘み取った花弁を水洗いし乾燥させます。これを紅花(コウカ)と呼びます。
紅花(コウカ)の効能については、わかさ生活が管理を行うサイト「わかさの秘密」から引用します。
紅花(コウカ)は血行を促し、浄血作用があるとされ、主に月経不順などの血液の悩みや冷え性、更年期障害など、女性に多い悩みに良いとされています。
紅花(コウカ)は、お湯につけこんで紅花酒としたり、お湯を注いでつくる紅花茶として私たちの生活の中に手軽に取り入れることができます。
その他、紅花は観賞用などに使われたり、若い芽や葉は食用とされます。
於血(おけつ)[※5]を改善する作用が強いので妊娠中の方は大量摂取に注意してください。また、暑がりの人が飲むとのぼせることがあるので注意が必要です。
わかさの秘密「紅花(コウカ・ベニバナ)」
紅花には栄養素として紅花には抗酸化作用のあるビタミンE、食物繊維や不飽和脂肪酸であるリノール酸やオレイン酸が含まれています。
これらの栄養素は血液の流れを良くすることで体を温め、冷え性を改善したり(婦人病の改善)、生活習慣病を予防する効果があると言われています。
ビタミンEの抗酸化作用によりアンチエイジングや更年期障害の軽減も期待できますね。
また、オレイン酸は血中の悪玉(LDL)コレステロールを減少させるとともに、胃酸の分泌を調整して胃酸過多や胃潰瘍を防いだり、腸内環境を整えて便秘を予防・解消するなどの効果があります。
紅花に含まれる色素成分にも整腸作用があり、便秘の改善に役立つ可能性があります。
※以上の効果はわかさ生活が運営する「わかさの秘密」より一部を抜粋したものとなります。詳しく内容を知りたい方はリンクよりページをご覧ください。
紅花茶を淹れてみました。
紅花茶とは何か・紅花の栄養素や効能について触れてきました。
ここからは、実際に紅花茶を淹れてみて味や香りについて書いていこうと思います。
今回淹れる紅花茶は
山形県産の最上紅花を100%贅沢に使用した
長寿園「べにばな茶」
パッケージには「体の暖まりの為にお薦めいたします。」との文字が。
肌寒い季節に活躍しそうですね。
袋を開けてみると、アーモンドを炒ったような香ばしい香りと酸味のある香りが・・・
一体どんな味がするのでしょうか?
それでは、お茶を淹れて行きます。
お湯を注いだ瞬間、鮮やかな黄色に水色が変化します。
暫く抽出を続けると・・・
心が華やかになるようなそれでいて優しいオレンジがかった黄金色へ。
抽出後の香りは優しい玄米茶のような・・・ほんの少し青っぽさも感じます。
味はどうでしょうか?
ゴクリ・・・
意外なことに癖は殆どありません。
一番感じるのは香ばしさです。しかし、始めに茶葉の状態で感じた酸味ある香りは味に一切出てきていないという印象。
どこかで飲んだことがあるようなと思っていたのですが、そば茶にどことなく似た味わいを感じます。
鼻に抜けて行く香ばしさが特に似ていて、優しい味わいです。
飲んでいると体が温まって、ほっこりするような感じ。
コタツにでも入りながら、暖かい部屋で飲むのもいいなぁと妄想。
来客があったときにお出しするお茶としても良いかもしれませんね。話のタネになるかも・・・。
↓今回ブログで取り扱った同一商品は見つかりませんでしたが、同じメーカーから発売している紅花茶のリンクがありました。よろしければご利用ください。
紅花茶に合うお菓子について
紅花茶をさらに楽しむために相性が良いお茶請けをご紹介。
今回は、土地柄・歴史定期背景の相性が良いお菓子。
今回は、佐藤屋の「のし梅」です。
「のし梅」というのは梅をすりつぶしたものに寒天を混ぜ、薄く板状に伸ばし乾燥した後、竹皮で挟んだもの。
ウメ特有の爽やかな酸味とねっとりとした甘さ。
山形にある旅館のお茶請けにも使われており、地元からも愛される銘菓です。
実は今回飲んだお茶、山形の紅花を使用している物です。
同じ土地で育ってきたお茶と銘菓を同時に楽しむ。
素晴らしいですね。
また、のし梅と紅花は意外なところで歴史的共通点があります。
実は、紅花から口紅や着物に用いる染料を取るために、梅の酸を用いていたのです。
そのため、山形では「紅花」と同時に「梅」も盛んに育てられました。
農作物を無駄にしないよう、残りの完熟した梅を加工して菓子を作ることは無駄が少なく、合理的とも言えます。
土地・歴史の共通点を持つ両者を一度に味わう。そして、想いをはせてみる。
「美味しい」にも様々な意味があると分かりますね。
評価について
それでは評価に移ります。
今回、「リラックス」「香りの強さ」「持ち運び」「価格」の4項目で各5段階評価を行いました。
各項目の下には評価理由を書かせていただきました。
○リラックス 4.0
・ノンカフェインで楽しむことができる体を温めてくれるお茶。就寝前や来客の際の話題作りに。
○香りの強さ 2.0
・香ばしい香り。癖がない優しい香りです。
○持ち運び 4.0
・16オンス(約470ml)の水筒に1バッグで対応できます。休憩中にリラックスしたい方にもピッタリです。肌寒い季節。魔法瓶に入れても活躍しそうです。
○価格 2.0
・1箱500円程で1バッグ辺り50円程。やや高めで常飲には向いていないかもしれません。しかし、一杯を大切にしたい方にお薦め。
いかがだったでしょうか?
今回は、「紅花茶」について情報を共有してきました。
肌寒くなってきたということは、これからお茶とお菓子が更に美味しくいただけるということです。
「筆者。」としてもとても楽しみですし、こういった小さな楽しみを大切にしたいですね。
それでは、
次回もお楽しみに。
※今回の記事で登場したお茶とお菓子たち。